今日はお客様がカットされた毛束を利用させていただいて、明るくご自分でカラーされていた毛にヘナ&ハーブをするとどんな感じに仕上がるか検証した結果をご報告させていただきます。
(お客様が切られた毛も無駄にせず、勉強の為に使わせていただいております)
その前にまだヘナのことを全く知らない方や、気になっているけどイマイチわからないとおっしゃる方にヘナ(ハナヘナ)の説明をさせていただきます

【ヘナ染め】のヘナとは?ヘナまたは、ヘンナとは、インド地方で収穫されるミソハギ科のヘンナという植物で、 日本ではヘナという言い方で肌の弱い方や化学物質アレルギーの方などに白髪染めやハーブトリートメントとして愛用されています。
インドでは、結婚式の前の儀式として新婦の腕などに古来からの模様を書き その模様が、ヘナの色素により【より濃く】肌に着色することで新郎からの【愛情の深さ】を占ったりとお祝い事に使われる【メヘンディやヘナアート、ヘナタトゥー】として利用されています。
【ハナヘナは、ヘナとは違うの?】ヘナは、日本で初めて植物で化粧品として認可された植物で、通常の化学物質で作られたヘアカラー(ヘアダイ)と違い、植物で染めることで髪の毛や肌にとって優しく安全性が高いことから、 たくさんの肌や髪の毛をダメージさせたくない方や環境に配慮したい方々にとても人気の高いヘアカラーなのですが、『ヘナは髪や肌にいい』という言葉だけが先行し、2007年に『ヘナでかぶれた』
などの苦情が国民生活センターに相次ぎ、それまで【天然100%ヘナ】として販売されていたヘナは自主回収。
100%天然ヘナと謳った商品がほぼ全て【まがい物】でした。
【ヘナは肌や髪にとって安全で優しいヘアカラー】このイメージが定着したくさんのメーカーが天然100%ヘナのコストを抑えるため化学色素を配合して販売・・・
今でもたくさんの【薬品入り天然100%ヘナ】が多くのメーカーによって販売されています。
ハナヘナはそんな【紛らわしい天然100%ヘナ】で、2007年のような出来事を繰り返さないためにも【一切化学色素を配合しないヘナ】を販売することで、ジアミンアレルギーや肌の弱い方々が安心して使えるヘナを提供する現場の美容師がつくったヘナがハナヘナです。
【ヘナに向いてる人】・頭皮や髪をダメージさせることなく健康的に維持したい方理美容院で行うヘアカラーは発がん性を含む化学薬品でやればやるほど髪の毛はダメージします。
長年ヘアカラーをされてる方はヘアカラーで髪が細くなる、ボリュームが出なくなるなど染めるという手段が美容師さんの知識に限っているため中々変えることができないのが現状です。
・従来のヘアカラーでかぶれた経験や化学物質アレルギーの方ヘアカラーの歴史は意外に短いのですが、それでも近年薬剤を扱う理美容師さんからも相談が多いのがこのアレルギー。
ヘアカラーはおしゃれを楽しむものですが、所詮化学薬品ですので肌に付かないようにすることが大事です。
・自然で自分らしいオートクチュールな髪色を楽しみたい方化学薬品で染めるヘアカラーはほとんど他人と同じに染まりますが、ヘナ染めは素材(自毛)に合った染まりになります。
自分の髪の毛の質で色が他人と違って見えるので人と同じが嫌な方などに向いています。
・薬剤による健康被害が心配な方昔と違い現在は自然のものを探すほうが難しくなっています。
空気も食もすべて薬品にまみれ身体が受ける負担も随分と変化しています。
髪を染めるということはおしゃれや身だしなみといった【やらなければいけないもの】ですが、少しでも身体に負担のないものをと考えるのも当たり前の気持ちです。
ヘナ染めはそういった自身の身体をいたわるものとしての身近な窓口です。
【ヘナ染めに向いてない人】・とにかく新しい色に興味がある方ヘナ染めはオートクチュールカラーでオリジナリティ溢れるカラーですが、ころころ色を変えたい方には向いていません。
・自然の香りが苦手な方ハナヘナは完全天然素材ですので【人工的ないい香り】は配合していません。
自然の葉っぱの香り。自然素材が苦手な方には向いていません。

今まで通常のヘアカラー(オシャレ染め)で明るく染めて来られた方がヘナやハーブをやってみたら、一体どんな色になるのか?何を選んだらいいのかわからないとおっしゃる方に、毛束で実験した画像を交えてご紹介させていただきます

before
セルフカラーで、9~14レベルまでイエロー系に明るくなった毛束です。
こちらにハナヘナのナチュラルを1度染めたのが次の画像となります。
ハナヘナ ナチュラル1度染めイエロー系になっていた毛束が、オレンジ系になりました。
ハナヘナ ナチュラルのあと、インディゴ⑨:ナチュラル①で2度染めオレンジになっていた毛束が、暗めのブラウンになりました。
インディゴ⑨:ナチュラル①で1度染めbeforeの状態からインディゴ⑨:ナチュラル①で1度染めですが、洗えなくて半日位放置してしまいました。
4つの毛束を比較してみました1、明るいヘアカラーをしていて、イエロー系に褪色するのが嫌で、オレンジ系がお好みの方はナチュラルのみをオススメ致します。
2、もう明るくなるのは嫌、自毛位の暗い色にしたい、白髪も目立たなくしたい方には、ナチュラルで染めた後、インディゴ⑨:ナチュラル①で2度染めをオススメ致します。
3、明るいヘアカラーをしていて、イエロー系に褪色するのが嫌で、明るさも落ち着かせたい方は、少しだけ暗くしたい場合はハーブブラウン、できるだけ暗くしたい場合はハーブマホガニー、インディゴをオススメ致します。
詳しいことはご来店いただいて、髪の状態を拝見させていただいてからアドバイスさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください
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