ご無沙汰しておりました

ここんところ確定申告の準備に追われなかなか更新できずにいましたが、ようやく書類の準備も整いあとは来月申告に行くだけになりましたので、今日からはまめに更新していきたいと思います

まず今日は
縮毛矯正をされているお客様に是非知っていただきたいことがありますので、ここで説明させていただきます

縮毛矯正をずっとしていて癖毛で悩んでいらっしゃる方でしたら皆さん思い当たることがあると思うのですが、初めて縮毛矯正した時を思い出して下さい

ツヤツヤ、サラサラでまっすぐになってビックリしませんでしたか

今まで憧れていた髪が風になびくお人形さんのような髪ではありませんでしたか

実はそれは
皮膜のせいなのです

縮毛矯正剤はシリコン程度ではなく、なかには凄いコーティング力をもつ樹脂が入ってる場合が多いのです。
わかりやすくご説明致しますと、このコーティング剤というのはサランラップみたいなものです。
髪の毛をのり巻きで例えると、癖毛の人というのはご飯粒がいびつに並んでいる状態で、クネクネやボコボコした髪になっています。
縮毛矯正というのは、そのご飯をくっつけてるお酢の部分を1液でカットし、その結合を切ってまっすぐな状態にアイロン等でストレートにして、最後につける2液でもう一度くっつけるというような流れです。
それでそのアイロンをする時に海苔の部分のスベリをよくするために樹脂なんかをよく使用するのです。
ここで乾燥や加熱をするので、樹脂はすごく髪によく付くことになります。
しかもこれのお陰で艶や手触りはよくなり、ツヤツヤ、サラサラになるのです。
それでリカちゃん人形のようなビニールみたいな髪になっちゃうんです

簡単に言うと、コンビニに売ってる手巻き寿司ののり巻き状態ということです。
ビニールに包まれたアレです。
そもそも縮毛矯正の薬液とは、決して髪を良くする物なんかじゃありません。
ご飯粒の結合を無理矢理切りまくる劇薬なんです

そのお薬が髪に残っている状態でビニールで巻いたらどうなると思いますか

しかも強力な皮膜でキューティクルはふやけてテロテロになる

だから何回か縮毛矯正するともう皮膜も付かなくなるし、手触りも最悪になってしまうのです
髪の細胞は復活なんてしないのです
だから縮毛矯正を繰り返す時に一番大切なのは、そのときの手触りや艶にごまかされず、できるだけ皮膜に頼らないようにしないといけないということです
その場限りの艶や手触りで喜んでいると、そのうち髪が溶けて大変なことになってしまいます
一度傷んでしまった髪は元には戻りません。誤魔化すことは可能かもしれませんが、やはり傷んでしまった髪は切るしかないのです。
話が長くなりましたが、先日ご新規で縮毛矯正のためご来店いただいたお客様のご了承を得て、施術前後の写真を撮らせていただきましたので、今日はご紹介させていただきたいと思います。


ご来店前のお電話でお聞きしたところダメージがあるとのことでしたが、クセもそんなに強くはなく、艶もある状態でした。
だけと何だか嫌な予感…この艶はもしや…
いろいろお伺いしていくと、前回の縮毛矯正は〇髪ストレート、そしてシャンプーはTS〇B〇K〇をお使いとのことです。

まずはベースを20cm程カットさせていただいて、髪が多くてお悩みとのことでしたので、フレンチカットグランで毛量調整させていただきました。


DO-Sシャンプーで皮膜を剥ぎ取って髪を裸にします。(2度洗いさせていただきました)
そうしないと皮膜で隠されたダメージが読み取れないのです。
シャンプーをしたら根元から15cm位クセが出ていて、そこから毛先の部分が傷んでいました。
こちらのお客様はブローがお上手なので、生えてきたクセの部分と毛先の傷んだ部分が上手く誤魔化されていたようです。
この毛先の傷んだ部分は乾燥、パサつきでブローしない状態だとボリュームが出てしまうようです。
これは完全にカラーリングと矯正の繰り返し、さらに皮膜系シャンプー&トリートメントによるダメージの蓄積によるものと、矯正の際お薬をすでに矯正があたっている部分にもつけてしまい、過剰反応を起こしたためだと考えられます。

新しくクセが伸びてきた部分と毛先のダメージ部分のお薬を塗り分けて施術したのですが、ダメージ部分は攻めすぎてこれ以上傷ませたくないとの思いから強く攻めることができず、結果ダメージ部分の伸びがイマイチでした。
申し訳ございません。
お客様には後日ご都合が良い時に再度ご来店いただいて、どのような方向で今後髪を良い状態へ持っていくか話し合いながらお直しさせていただくことにしました。
1度で良い状態へ仕上げることができず、お客様には申し訳ないことをしたと反省しております。
今後もっと勉強し、お客様に満足していただけるようがんばりますので、もう少しお付き合いいただければと思っております。
最後に
縮毛矯正は美容室で行うメニューの中で、ブリーチ(脱色)と並び最も
髪の毛に負担のかかる技術です。
使用するお薬だけがダメージの原因ではないのです。
お薬の放置時間、温度、シャンプーの仕方、ブロー、アイロンの熱、当て方、操作法。
縮毛矯正に対してどのようなカットをするかでもダメージはかなり変わってきますし、その扱い易さや再現性も大きく変わります。
髪の負担(ダメージ)が少なくなると、それだけ髪の寿命が延びますので、その分だけ矯正なりヘアカラーなり、パーマなりを楽しむことが出来るようになるのです

使用する薬の力を弱めるには、普
段の正しいケアにより、髪を素髪にしておく必要があります

普段の正しいケアだけで髪に与えるダメージが少なくなり、それだけ髪の美しさや健康を維持する事が出来るのです。

是非髪の傷みやクセでお悩みの方は、DO-Sシャンプー&トリートメントで素髪を体験されてはいかがでしょうか?
DO-Sシャンプーで体験できる事 すっぴん髪に詳しく書いていますので、お時間のある方は是非ご覧になってみてください
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