こんにちは

今日は最近深刻な髪の傷みでお悩みのお客様が非常に多くいらっしゃいますので、ビビリ毛、ダメージ毛についてお話し致します。
ビビリ毛・ダメージ毛についてダメージヘアには枝毛や切れ毛などいろいろな種類がありますが、
その中でもどうして起きてしまうが、はっきりと原因を知っている人が
意外と少ないダメージヘアの一つに「
ビビリ毛」
というものがあります。
ビビリ毛は、髪が使い古して真っ直ぐにならない針金のような感じに
微妙にクネクネしている毛髪の事。
健康な髪はキューティクルに守られているので、表面はツヤツヤしていて滑らかですが、
ビビリ毛はキューティクルが剥がれてしまっているために髪が見るからに傷んでいるのが特徴です。
ビビリ毛は、パーマやヘアカラーなど、化学成分を使ってキューティクルを
剥がしたりする作業を繰り返すことが原因です。
しかし、健康な髪から一度のパーマやヘアカラーでビビリ毛になってしまう事はかなり稀で、
大抵の場合には短い期間の間に繰り返しパーマやヘアカラーなどを掛けたりする事で発生するようです。
私達の髪は1ヶ月に1センチ程度しか伸びませんから、ロングヘアの人がパーマやヘアカラーなどを繰り返すと
毛先を中心にビビリ毛が起こる事が多いようです。
具体的に何をどのようにするとビビリ毛が起きやすいのかをご紹介しましょう。・ダメージヘアのケアを怠りながら、ヘアアイロンを多く使った場合
・ホームカラーを繰り返している髪にパーマをかけた場合
・泡カラーなどのホームカラーで毎回毛先まで染めている場合
・縮毛矯正をかけている髪に、上からパーマをかけた場合
・髪の色が金髪になるまでブリーチした場合 このような場合には、毛先を中心にビビリ毛がおきやすくなっています。
ビビリ毛に限らず、毛髪はダメージを自分自身で補修する能力を持っていないため、
ビビリ毛をなくすためには、その部分をカットするしかありません。
髪全体がビビリ毛になってしまわないように、ダメージヘアかなと思ったら
無理なパーマやヘアカラーは避けた方が良いでしょう。
ビビリ毛になるとブラシも指も通りにくくなりますし、髪の表面もパサパサしてくるので
質感も劣化してしまいます。


こちらのお客様はご自分で泡カラーをされ、その1週間後に市販のストレートパーマをしたところ
このようなビビリの状態になってしまい、乾いた状態では髪の毛がチリチリになって手も通らない状態です。

DO-Sシャンプーで洗ってみたらこんな感じでテロテロ…
濡らした髪を引っ張るとゴムのように伸びてプチッと切れてしまいます。
お客様から今までいつ、どのようなことをされたのか髪の履歴をじっくりとお聞きしたあと、
今後どのようにしていきたいか話し合った結果、できれば髪を伸ばしている最中で、
切りたくはないということでしたので、今の私にできる限りのことをさせていただくことにしました。
とりあえず今日は応急処置をして、お客様から少し毛束をいただいて実験してみることに…
お客様には実験結果と今後のことを話し合うため、2日後にまたご来店いただきました。
実験の結果、今のお客様の髪の状態では、ビビリ直しをしても良い結果がでそうにもないということ、
まずはどうしようもない部分だけでもカットして、これからは少しづつ毛先を整えながら
伸ばしていき、ご自宅でのホームケアをしっかりしていただくことをお話しさせていただきました。

ビビリ応急処置2日後の状態


カット後です。
これから伸ばしていきたいので、裾はカットしませんでした。
表面の特に傷んでいる中間から毛先をカットすることによって
櫛も通るようになり、お客様にも喜んでいただきました。
基本的に一度ビビリ毛になってしまった髪は、元に戻る事はありません。これは一度痛んでしまった髪が、トリートメントなどで良くなる事はないのと同じ事です。
では、やはりビビリ毛は直らないのか?
答えは、基本的には直りませんが、
直ったように見せることは可能です

ダメージが蓄積している状態に変わりはありませんが、
見た目が少し良くなるだけでも、心のダメージはかなり軽減されるのではないでしょうか?
ビビリ毛は直した後からが、本当の勝負です

正しい御自宅でのケアと、定期的な穴埋めが必要不可欠です

この2点をしっかりとおさえて「継続」していけば、ビビリ毛と言えども
美しい髪へ変えていくことは可能です

ビビリ毛やダメージ毛でお悩みの方は、是非一度ご相談ください
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