皆さん、こんばんは

今日から2月ですが、こんなに雪がない年も珍しいですね

当店へお越しのお客様も運転し易くて助かった~とおっしゃっていただいているので、このまま積もらないでくれるといいのですが・・・

今年に入ってからヘナのお問い合わせが増えていましたので、今日はヘナって聞いたことあるけどよくわからない

とおっしゃる皆さんのために、ヘナのことをご説明させていただきたいと思います
ヘナってどんなもの?絶世の美女として知られるクレオパトラも髪や爪を染めていたと言われ、紀元前から肌や髪に安全な染料として利用されていました。
ヘナは主にインドに自生する植物で、ヘナ葉を刈り取り乾燥させ粉末状にすり潰し、水分を与えることでオレンジ色の色素を出します。
ヘナは植物染料オレンジの色素は肌や髪の毛の持つ タンパク質に浸透し着色します。
肌や髪の毛の厚みが深いほどより多くの色素が浸透することで濃いオレンジになります。
インドでは結婚式の前など夫からの愛情の深さをヘナの色の濃さで占ったりするメヘンディと呼ばれる伝統的な儀式もあります。
ヘナで髪を染める美容院やドラッグストアで染めるヘアカラーは化学薬品を使うため、髪の毛が傷んだり髪の毛が細くなったり頭皮がピリピリしたりと、髪に負担をかけてしまいます。
しかし植物であるヘナはローソニアという低分子オレンジ色素が髪の毛に浸透し、酸化することで弾力を持つ樹脂染料が定着するため髪に負担をかけません。
ヘナは植物染料であるため
黒髪を明るくする効果はありませんが、ヘナの持つ樹脂染料が傷んだ髪の毛の損傷したキューティクルから流出する水分や油分を穴埋めし髪表面を守ります。
傷んだ髪の毛は髪の状態がアルカリに傾きすぎるため、正常な弱酸性の状態に戻す効果もあります。
ヘナ染めをするたび正常値である弱酸性に戻るため、
髪の毛が徐々に強くなりハリ・コシも出てトリートメント効果もあります。
インド伝承医学であるアーユルヴェーダでは、ヘナは薬草として扱われ頭皮環境を整え新陳代謝をよくする期待もあります。
ヘナを使う時に気をつけること新鮮なヘナは鮮やかなグリーン色で、干し草のような香りです。
色が茶色、匂いが臭いなどのヘナは古いものですので、発売元の情報を吟味しましょう。
体調の悪い時にはヘナを使用しないインド伝承医学であるアーユルヴェーダでは、薬草として使用されてきましたが、体調がすぐれない時に体調を改善する薬草ではありません。
生理中や妊娠初期など体調が安定しない時期は使用を控えましょう。
ヘナを使う前は必ずパッチテストをしましょうヘナは頭皮や髪の毛に安全ですが植物であるため、稀ではありますが植物アレルギーが出ることがあります。
草むしりで痒くなる方などは使用前にパッチテストをしてください。
まとめ天然、自然なもので染めることは肌や髪に負担のかからないヘアカラーですが、自然のものにあまり期待しすぎるのもよくありません。
なぜなら便利に作られた商品のようにすぐに効果が出るわけではないからです。
自然の移り変わりのようにゆっくりと効果を発揮します。
そして自然のものを生活に取り入れることで、無駄なものを省くエコな生活ができるようにもなります。
* 次回はヘナのやり方についてご説明させていただきたいと思います