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美容室エンジェルハーツ

北海道道南地区、北斗市にある美容室エンジェルハーツのブログです。
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月別アーカイブ  【 2013年12月 】 

ハナヘナって何の為にするの?

こんばんは

今年も残りあと3週間となりましたね

やることがいっぱいで何から手をつけていいのかわからず、時だけが過ぎていって焦る毎日です

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さて、今日はヘナ(ハナヘナ)は何の為にするのか?と疑問に思っている皆さんの為にまず髪の構造、そしてハナヘナが髪にとってどんな役割をしてくれるのかということについてご説明させていただきたいと思います


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毛幹の構造

毛幹の断面図 毛根部分の細胞は生きた細胞ですが、目に見える毛幹部分の細胞は死んだ細胞なので、痛みなどの感覚はありません。
毛幹は、3つの層から構成され、中心部が毛髄質(メデュラ)、中間部が毛皮質(コルテックス)、一番外側が毛表皮(キューティクル)と呼ばれています。



【毛髄質・メデュラ】

毛幹の中心にある毛髄質(メデュラ)は、細胞と共に多くの空気を含んでいます。
一般的に太い毛髪ほど毛髄質(メデュラ)が多く、うぶ毛や赤ちゃんの毛髪にはありません。

【毛皮質・コルテックス】

毛髪の大部分を占めるのがこの部分で、毛髪の約85~90%が毛皮質(コルテックス)です。
毛皮質(コルテックス)は、細い繊維状の細胞からできており、主成分はタンパク質。
このタンパク質の状態によって毛髪の太さ、強さが決まります。
また、毛皮質(コルテックス)中にはメラニン色素が含まれており、髪の色はこの量で決まります。

【毛表皮・キューティクル】

毛幹の表面にある毛表皮(キューティクル)は、ケラチンと呼ばれる硬いタンパク質からできており、ウロコのように毛先に向かって重なり合い毛髪の内部を保護しています。
水分不足や摩擦などで毛表皮(キューティクル)が壊れると毛皮質(コルテックス)の繊維細胞をまとめきれなくなり、枝毛や切れ毛、髪がパサつくなどのダメージに繋がります。


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健康な髪

健康な髪は、タンパク質がしっかりしていてキューティクルも整い、毛髪構成成分が髪の中に詰まっている状態。

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傷んでしまった髪

タンパク質がゆがみ、キューティクルが開き毛髪構成成分が流出している状態。



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ダメージホール(空洞)とは?

キューティクルが剥がれると、髪の内側のタンパク質がダメージを受けてゆがみ流出します。
これをダメージホールと言います。
ダメージホールの多い髪は細くなり、枝毛や切れ毛の原因になってしまうのです。



そこでこのダメージホール(空洞)の穴埋めをしてくれるのがヘナ(ハナヘナ)なんです

この穴が空いてデコボコした部分が平坦になるようにヘナが隙間を埋めてくれるんです

そして、そのヘナがダメージホールに詰まった状態で留まります。

その結果、ハリ、コシ、艶が蘇るんです

このようなことから、当店ではトリートメントとしてハナヘナをさせていただいております。



天然100%ハナヘナ&インディゴの効果+長所

回数を重ねれば重ねるほど毛髪が美しくなるのがヘナ&インディゴ染めの良さです。


1、損傷毛(タンパク質が抜けて毛髪の中に隙間が出来ている状態)にヘナが入り込み吸着することで、潤い・ツヤ・しなやかさを与えます。
長期間ヘナやインディゴをなさっているお客様は、ご自宅でのケア(DOーSシャンプー&トリートメントの使用)をきちんとされていると、サラサラのキレイな髪になれます。


2、ハリのないネコッ毛にはハリ、コシ、ツヤを与え、毛髪自体に自然なボリュームが出ますので、セットが長持ちするようになります。


3、くせ毛は表面がコーティングされますので、重みと保湿性が加わり、広がりにくくなります。


4、人工染料を使用したカラーとの大きな違いは、頭皮のケアが同時に出来るところです。
泥パックと同じように、毛根についた汚れや余分な皮脂をきっちり吸着し取り除きます。



天然100%ハナヘナ&インディゴの短所

天然100%の純粋なハナへナは“葉っぱ”です。
なので、100%万能ではありません


1.ハナへナはオレンジ色だけ!

通常のケミカルカラーのように色々な色はありません!
インディゴと混ぜる事で茶色~こげ茶を出すことは可能です。
希望の色味にこだわりがある方には向きません。


2.髪を明るく染められません!

通常、髪を明るくするには化学染料が必要になります。
黒髪にハナヘナをされてもほとんど変わりません。(光に当たるとオレンジかな?といった程度です)

逆に白髪染めをご希望の方も“ぼかす”程度と考えられると良いと思います。
白髪にしっかり色を入れたい場合は、ハナヘナ&インディゴの2度染めをお薦めします。

通常のアルカリカラーの様な染まりをご希望の方には向きません。

そのような方の場合、新しく生えてきた部分のみ通常のアルカリカラーでリタッチ、そして毛先はハナヘナでトリートメントがお薦めです。


3.色の退色が気になりません!

色素がたんぱく質に絡みついて着色しているため、繰り返し使用するうちに色素が全体に行き渡り、より深い色が出てきます。
あまりオレンジになるのが嫌な方は放置時間を30分以内にするか、ハナヘナアワル(無色のハーブ)のご使用をお薦めします。


4.人によって出てくる色が違う!

髪質・今の明るさ・お使いのシャンプー、湿度や水、生活環境によっても左右されます。
特にインディゴを混ぜた場合は時間の経過で色が定着してきます。


5.今日と明後日で色が違う!

空気中の酸素や水分によって直後より2~3日後に定着します。
最初「あれ?」と思っても2、3日待って様子をみて下さい。


6.傷んでいる方ほど髪がきしみます!

ダメージではなく(収れん)キューティクルを引きしめる作用が働くためです。

髪のダメージがひどい方、明るくカラーされている方、縮毛矯正をされている方などは「ヘナショック」と言って得にきしむ場合があります。



※へナの良さをわかって頂くため最低でも最初は1ヶ月のうちに3回はやってみてください。
 出来るだけ短期間にやってみていただくと、4回目には劇的に髪質が変わります。


ヘナは継続的に行って頂けるとより綺麗な髪になりますので、私は皆さんにセルフヘナをお薦めしております。


理想的には最初の1ヶ月間は10日に1度の割合で3回、そして4回目からは1ヶ月に1度で十分に効果が期待できますので、そんなに頻繁に美容室には来れないと思いますので、ご自分でセルフヘナされることをお薦めします。

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【 2013/12/10 (Tue) 】 ハナヘナ&美らヘナ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

きゅーちゃん

Author:きゅーちゃん
はじめまして。北海道北斗市七重浜(函館の隣町)でひとり美容室「美容室エンジェルハーツ」を経営しております。

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