こんにちは。
今日は「
フレンチカットグラン」と同じくらいお問い合わせの多い「
ハナヘナ」についてご紹介致します

まずハナヘナで最も多いご希望は「
ヘナで白髪染めをしたい」と言うお客様です。
もちろんハナヘナで白髪を染めることも可能ですが、天然100%のヘナというのは「
オレンジ」にしか染まらないんです

落ち着いた暗い茶色や黒にするためには、
インディゴなど暗くする染料を使う必要があり、その染料が原因で頭皮にかゆみなどが生じる場合がございます。
しかし白髪がオレンジのままでは困るとおっしゃるお客様には、1度目にハナヘナのナチュラルで染めて、流してから2度目にナチュラルとインディゴを染めると言う2度染めをオススメしております。

↑
左 前回染めてから約1ヶ月後の状態
中央 ハナヘナナチュラルで染めた状態(1度染め)
右 ハナヘナナチュラルで染めて1度流した後、インディゴで染めた状態(2度染め)
このようにナチュラルで1度白髪部分を染めた状態は
オレンジです。
これでは派手すぎる!と言う場合は、インディゴで2度染めをすると直後は
黄緑になります。
しかし2日後位には自然に空気と酸化して色が出るので
ブラウンになりますので、この位の染まりで大丈夫なお客様は
2度染めをオススメします。
ハナヘナのメリット1)髪の毛のタンパク質を引き締める(収斂)させる効果があるので、何度も使用することによってハリ、艶、手触りが良くなっていく。
2)ヘアカラーでのかぶれ(ジアミンアレルギー)でかぶれる人も染めることができる。(植物アレルギーの方は染めることができません)
3)薬品を使用していないため、基本的に髪のダメージが最小限。
ハナヘナのデメリット1)染めるのに時間がかかり過ぎる。
ヘナは長く時間を置くほど色が染まります。
当店では1度染めのナチュラルで平均30分~50分程、その後2度染めのインディゴは平均20分~40分置いています。
2)手間掛かる割には思ったような色に染まらない。
ヘナはアルカリカラーのようにいろいろな色には染まりません。
ヘナ100%%の場合、オレンジ色にしか染まりません。(写真中央参照)
なので色に拘りのあるお客様は、根元の生えてきた部分は普通のカラーでしっかり染めて(リタッチカラー)、毛先はハナヘナで少し色を入れると言う方法もございます。
この方法の場合、アルカリカラーのダメージを最小限に抑え、毛先はハナヘナで強化していくことができますので、当店のお客様で最も多くの方が施術されている方法となります。
しかしジアミンアレルギーでアルカリカラーを使えないお客様は、やはりハナヘナのみでの施術を強くオススメ致します。
3)ブリーチ効果(脱色)がないので、黒髪部分は明るくは染まらない。
回を重ねる度に、光に当たるとオレンジが感じられる程度です。
4)独特の臭いがある。
100%ヘナの粉末は草の香りしかしないので、大体のお客様はよもぎみたいな香りで嫌いじゃないとおっしゃっていただけます。
ケミカルヘナとは?ケミカルヘナとは、天然100%へナの中にジアミンと言う化学物質が3%ほど入っております。 割合的に言うと天然100%のヘナが97%、そして3%がジアミンと言う感じになります。
ケミカルヘナが悪物にされることが多々あるのですが、このジアミンが入ったヘナは、白髪をブラウン~ブラックに染める事が可能で、
白髪が多く、長時間の施術が困難で、ジアミンによるアレルギーがない方にはオススメです。
ケミカルヘナを天然100%と偽って施術することは勿論いけないことですが、このようにケミカルヘナの特性をきちんと説明し、ご理解いただいた上で施術される場合は構わないと思っております。
実際当店で数年前からケミカルヘナを何度もされていらっしゃるお客様は、天然100%のヘナよりもケミカルヘナの方が好きだと言って、ずっと継続されていらっしゃいます。

こちらのお客様はご自分の髪の色に合わせて、ダークブラウンになるようにケミカルヘナで施術しています。
ケミカルヘナは15分~20分の放置時間で、綺麗に白髪を染めることができます。
ところでこのジアミンですが、通常のカラー剤の中にはかなり多く含まれているものです。
通常のカラーをやっいて、頭皮が痛い、頭皮がしみる、頭痛がする、すぐに色が抜けて白茶けてしまうなどの症状でお悩みの方には最適だと思いますので、通常のカラーをやめてこちらのケミカルのヘナをされるのが良いと思います。
但し、かぶれる体質になってくると、だんだんと化学物質は受けつけなくなってきますので、このわずか3%のジアミンにも反応するようになってきてしまいますし、ケミカルヘナで染めた場合は次回に明るくすることが困難になってきます。
そのようなお客様はやはり
天然100%のハナヘナでの施術をオススメ致します。
このようにハナヘナとケミカルヘナのメリットとデメリットを理解された上で、パッチテストをされてから何も反応がないことを確認して施術されることをオススメ致します。
何かわからないことやパッチテストをご希望されるお客様は、お気軽にお問い合わせください。
スポンサーサイト