おはようございます。
今日からゴールデンウィークの始まりですね

当店は明日、明後日とお休みをいただいて、キロロに春スノーボードへ行って来ます


ところで最近ヘナ

のお問い合わせをいただくことがとても多くなりましたが、ほとんどのお客様が誤解されていらっしゃるようなので、今日はナチュラルヘナとケミカルヘナの違いについてご説明させていただきます。
ナチュラルへナ ナチュラルへナにはオレンジ色素成分(2-ヒドロキシナフトキノン)が含まれ、角質細胞はこの色素を吸収します。
髪、皮膚、爪は角質細胞が多く着色されます。
これは薬品による色素定着とは関係なく、ほとんどアレルギー反応がありません。
(植物のアレルギーがあるお客様にはご使用いただけません) ケミカルヘナ(ジアミン含む)
ケミカルへナとは、ナチュラルへナに一般の毛染めに使われる酸化染料が配合されています。
この酸化染料は石油から作られる化学合成物質で、そのためにケミカル(化学)へナと呼び、 天然ヘナ100%のヘナと区別しております。
(こちらはジアミンが含まれておりますので、ヘアカラーでアレルギー症状が出るお客様にはご使用いただけません)
さて、このケミカルヘナですが、もちろん問題点も多くありますが、悪者扱いするには少し抵抗があります。
皆さんが美容室やご自宅で髪を染めるとします。
そのときに使用するカラー剤には大きく分けて、つぎのタイプに分けられます。
1. アルカリ、酸性カラー剤
2. ヘアマニキュア カラーリンス
多くの方は1.のアルカリカラーをお使いかと思います。
こちらは1液のカラー剤を2液(過酸化水素水)で混ぜて使うものです。
なぜカラー剤に、2液の過酸化水素水を使うかと申しますと、髪に色素を定着させるには酸化の手助けが必要だからです。
実は、この過酸化水素水が髪を傷める大きな元になっています。
そして、ケミカルヘナではこの過酸化水素水は使用しておりません。
ということは・・・
そうなのですね
ケミカルヘナには酸化染料という化学合成物質は含まれているのですが、過酸化水素水を使わないために、髪を傷める要素が普通のカラー剤に比べて軽減されているといえます。
では、ケミカルヘナの酸化染料はなにによって酸化されて発色しているのかと申しますと、過酸化バリウムや過ほう酸塩が水とおだやかな酸化反応を行って発色させています。
それでもってケミカルヘナは、ナチュラルへナよりも発色が早く、またナチュラルへナがオレンジ色だけなのに対して、白髪を1度の施術でブラウンに染めることが可能です。
これはあくまでも私の考えですが、ケミカルヘナをケミカルヘナといいながら、その利点を伝えて了承の上であるなら、ケミカルヘナは悪者ではないと思います。
短時間で白髪もきちんと染まり、これまでのカラー剤より髪も傷みにくいとあれば、よいわけです。
しかしヘナ製造者や輸入者の中には、うまく法律の穴をくぐってインチキなヘナを製造したり、販売したりする者もいることも事実なのです。
その成分がピクラミン酸ナトリウムです。
日本の法律では、ピクラミン酸ナトリウムをヘナに混入すること自体禁じられておりますが、ケミカルヘナよりも刺激が少ないのですが、アレルギー反応の心配があり、日本で販売されているもののうち、ナチュラル表記で販売されている可能性があります。
ナチュラルへナとうたいながら、発色がよいもの、また発色が早いものは、このような可能性が高いことを知っておくとよいでしょう。
事実、最近ハナヘナの施術でご来店いただいたお客様のほとんどはケミカルヘナを天然のヘナと言われて施術されていたようで、中にはジアミンによるカブレでヘアカラーできないというのに、ケミカルヘナを使われてアレルギー症状が出て、酷い目にあったと言うお客様のいらっしゃいます。
当店ではお客様とのカウンセリングでお客様が何を求めているかをお聞きした上で、天然100%のハナヘナを使うか、ケミカルヘナを使うか判断させていただいております。
ヘナに興味があるけど、アレルギーの心配など不安のあるお客様はパッチテストだけのご来店も可能ですので、ご遠慮なくお問い合わせください。
ひとりでも多くの方にハナヘナの良さを知っていただきたいので、どうぞよろしくお願い致します。
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