こんばんは

ようやく暖かくなってきたのでそろそろガーデニングでもやろうかな?と思う今日この頃ですが、なかなか時間がとれず店の前は枯れた草木でみっともない状態でした・・・
今月中には綺麗にして、お客様や通りがかりの方に喜んでもらえるようにしたいと思います


さて、今日はセルフカラーによる色ムラや傷み、頭皮の荒れ、抜け毛、切れ毛などでお悩みのお客様へ、セルフカラーの失敗についてお話したいと思います

セルフカラーは手軽に好きな時間にできて安い・・・このような理由から自身で施術される方が多いのも気持ちの上では理解できますが、その一方で危険性を伴うことも理解して頂きたいのです。
市販のカラー剤と美容室のカラー剤は何が違うのでしょうか?
おしゃれ染めでも白髪染めでも、市販されているカラー剤というのは、その商品設計上万人受けすることが優先されます。
そのため髪質や髪の状態に左右されずにしっかりと染めることを目的とするため、かなり強めの薬剤が使用されているようです。
当然ですが、お客様おひとりおひとりに合わせて薬剤を調整する美容室でのヘアカラーよりも、市販のカラー剤は髪に対するダメージは大きくなってしまいます。
髪の履歴(パーマをかけているか、縮毛矯正をかけているかなど)や髪質によって染まりやすい、染まりづらい、傷み具合、既染部と新生部の髪の状態など、他にもプロは様々な薬剤を配合したり、バランスを調整し、お客様の髪質・状態を見ながら薬剤設定をします。
また今までの経験から、お客様のご希望の色味や明るさに可能な限り近づけることを考え施術させていただいております。
しかし、セルフカラーではご自分の髪に合ったお色を選ぶことや、塗布の仕方を上手くすることは難しいと思います。
特に見えない後頭部などは上手く染められていない方がほとんどではないでしょうか?
beforeこちらのお客様は、これまで2週間に1度の割合で見える部分中心にセルフカラーをされていらっしゃったようです。
今まで何度か美容室で染めていたようですが、明るめに染めて欲しいのにできないといつも希望よりも暗めに染められていたのが嫌で、それなら自分で染めた方がいいや・・・と思ってセルフカラーをされていたそうです。
→や
○で囲った部分が黒めに染まっています。
本当は中間部分位の明るさにしたかったようです・・・
* 明るくなってしまった髪の毛の色を変えたい場合、暗くするのは色素を足せばよいので可能ですが、暗く染めた髪を明るくする場合は色素を抜く必要があるため、希望通りに行かない可能性もあります!
暗く染めてしまった色素を抜くためには、ブリーチや脱染剤が必要となりダメージも強く難しい施術ですので、安易に染めることは危険です。


カット後いつもクセ毛のせいでまとまらないため、ご来店時のbefore写真のようにストレートアイロンでセットされていたようです。
カットをさせていただいたら、本来のクセ毛の状態が出てしまいました。
部分ウィービング後今日はカットだけのご予約でしたが、色ムラが気になったので、特に黒く染まっているトップ部分をウィービングで少し明るくして誤魔化すことにしました。
afterいつもセットに時間がかかって大変そうだったので、ストデジをしたらこんな感じになりますよ

というのをお客様にお見せしたかったので、ストレートアイロンでセットさせていただきました。
フラッシュ撮影時セルフカラーを頻繁にされているのと、毎日ストレートアイロンでセットされていた傷みで、これからもしストデジするとしてもダメージムラでとても難しい施術になるのではないかと思いましたので、できればセルフカラーは控えていただいて、傷んでいる部分をできるだけカットしながら少しずつ傷まないようにしていけたら、いつかストデジでお手入れも楽でまとまるヘアスタイルにできると思いますので、あまり無茶なことはいないようにお願いしたいです

いつかお客様の夢のヘアスタイルをやってあげられるように私も精一杯頑張りたいと思いますので、お客様も私のアドバイスを守ってもらえたらいいな・・・と思います